“云者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いふもの50.0%
いうもの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝに享保年間下總國しもふさのくに古河こがの城下に穀物屋吉右衞門こくものやきちゑもん云者いふものあり所にならびなき豪家がうかにて江戸表えどおもてにも出店でみせ十三げんありて何れも地面ぢめん土藏共どざうども十三ヶ所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たづぬるにもと大和國やまとのくに南都なんと春日かすが社家しやけ大森隼人おほもりはいとの次男にて右膳うぜん云者いふものありしが是を家督かとくにせんとおもひ父の隼人は右膳に行儀ぎやうぎ作法さはふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さりとて人間を二つにする事も出来ず、お辰様が再度また花漬売にならるゝ瀬もなかるべければ、詰りあなたの無理な御望おのぞみ云者いうもの、あなたもいやなのは岩沼令嬢と仰せられて見ると
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)