“じょしゅ”の漢字の書き方と例文
語句割合
助手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はいきなり、助手じょしゅやほかの火夫かふといっしょに、機関車きかんしゃからとびだして、かけつけていきました。みると、火夫かふは大きなけだものを力一ぱいにおさえつけています。それは、年とった一ぴきの大きなたぬきでした。
ばかな汽車 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「できることなら、このかがみを、もとの墓所ぼしょにうずめてやりたい。」と、いったわか助手じょしゅのねがいを、考古学者こうこがくしゃである博士はかせは、ついにゆるしたのでした。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おれは学校の助手じょしゅだからさ。」私はついまたつりこまれてどなりました。するとすぐ私の足もとから引いて行った潮水しおみずはまたかえして波になってさっとしぶきをあげながらまたさけびました。
サガレンと八月 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)