“農鳥”の読み方と例文
読み方割合
のうとり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又赤石山系即ち通称日本南アルプスの白峰しらね山脈の山である農鳥のうとり岳は其名の如く春の農作に取り懸る頃、頂上直下に鳥形の残雪が現れるので名高い。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
農鳥のうとりでもない、大井川をえて赤石あかいしが見えるのかとも思った。後に聞いたら赤石山系の悪沢わるさわ岳であった。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
あいたけ農鳥のうとり山は高さにおいて、姿態において、白峰全山脈を代表している、その中でも農鳥山の名を忘れてはならぬ、一体甲府辺の人たちは、春の田植えや、また秋の麦蒔きなどを
雪の白峰 (新字新仮名) / 小島烏水(著)