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都会
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みやこ
ふりがな文庫
“
都会
(
みやこ
)” の例文
都会
(
みやこ
)
から入り込んだ薬草採り、今山から行かれてみろ、村方一円火の消えたように、ひっそり閑と
寂
(
さび
)
れてしまう。こっちからペコペコお辞儀を
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
土地の
習慣
(
ならはし
)
から『奥様』と
尊敬
(
あが
)
められて居る
斯
(
こ
)
の
有髪
(
うはつ
)
の尼は、昔者として多少教育もあり、
都会
(
みやこ
)
の生活も
万更
(
まんざら
)
知らないでも無いらしい口の利き振であつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
驚いて法師が、笠に手を掛け、振返ると、
亀甲形
(
きっこうがた
)
に空を
劃
(
くぎ
)
った
都会
(
みやこ
)
を装う、
鎧
(
よろい
)
のごとき屋根を貫いて、檜物町の空に
𤏋
(
ぱっ
)
と立つ、偉大なる
彗星
(
ほうきぼし
)
のごとき火の柱が上って、
倒
(
さかしま
)
に
迸
(
ほとばし
)
る。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それから
幾刻
(
いくとき
)
も経たないうちに、こうして箱根山の深夜にあって、
都会
(
みやこ
)
とは比べものにならない春の
寒風
(
さむかぜ
)
が身に沁みている自分達が、何うしても夢の中にあるような気がしてならない。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それから甲斐一国の
都会
(
みやこ
)
の
甲府
(
こうふ
)
に行きつくのだ。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
ふうん、こいつは驚いたな。痩せて蒼白くてナヨナヨしている、
都会
(
みやこ
)
の女とは事変り、何んて素晴らしい体格なんだ。巴御前や、山吹御前、勇婦を
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
妾が
都会
(
みやこ
)
へ行って見たいと云ったら、あの人にわかに妙な顔をして『何故行きたい』って
訊
(
き
)
くものだから、『妾もうこんな山の上の部落なんかには飽き飽きした』
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ところがここに困ったことは、薬草採りという奴が、おおかた
都会
(
みやこ
)
の人間でな、お山の
霊験
(
あらたか
)
さを
弁
(
わきま
)
えていない。そこでお山中を駈け巡り、木を仆したり、土を掘ったり、荒らして荒らして荒らし廻る。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“都会”の意味
《名詞》
都 会(とかい)
人口が多く、その土地の行政府が存在していたり、商工業や文化の発達している土地。都市。
都議会の略。
(出典:Wiktionary)
都
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
“都会”で始まる語句
都会中
都会人
都会娘
都会文明
都会生活