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鯷
ふりがな文庫
“鯷”の読み方と例文
読み方
割合
しこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しこ
(逆引き)
鯷
(
しこ
)
を売る声もきこえた。赤とんぼを追いまわる子供の
黐竿
(
もちざお
)
も見えた。お君はうっとりとそれを眺めていると、内からお絹の弱い声が聞えた。
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
せつせと押し進む艀の両側には、
鰹
(
かつを
)
からでも追はれて来てゐたか、波の表が薄黒く見ゆる位ゐまでに集つた
鯷
(
しこ
)
の群がばら/\/\と跳ね上がつた。
岬の端
(新字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
甲州街道に
肴屋
(
さかなや
)
はあるが、無論塩物干物ばかりで、
都会
(
とかい
)
に溢るゝ
鯷
(
しこ
)
、
秋刀魚
(
さんま
)
の
廻
(
まわ
)
って来る時節でもなければ、肴屋の触れ声を聞く事は、殆ど無い。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
鯷(しこ)の例文をもっと
(5作品)
見る
鯷
部首:⿂
20画
“鯷”を含む語句
乾鯷
鯷売
鯷薬味汁
鯷鰯
“鯷”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
村井弦斎
徳冨蘆花
若山牧水
泉鏡花
岡本綺堂