“海道筋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいだうすぢ50.0%
かいどうすじ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから清水港しみづみなととほつて、江尻えじりると、もう大分だいぶん以前いぜんるが、神田かんだ叔父をぢ一所いつしよとき、わざとハイカラの旅館りよくわんげて、道中繪だうちうゑのやうな海道筋かいだうすぢ町屋まちやなか
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それですよ親分、十年も前に勘當されて、暫らく海道筋かいだうすぢをごろついて居ましたが、一年ばかり前、藝妓上げいしやあがりのお半といふ女房と、取つて八つになる、留吉といふ伜を
しばらく海道筋かいどうすじをごろついていましたが、一年ばかり前、芸妓げいしゃ上がりのお半という女房と、取って八つになる、留吉という倅をれて帰って来て、図々しくも、田代屋のツイ隣に世帯を持ったものだ
この駕籠舁かごかき海道筋かいどうすじの雲助と違って、質朴しつぼくなこの辺の百姓。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)