“後程”の読み方と例文
読み方割合
のちほど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの、後程のちほど内證ないしよう御新姐ごしんぞさんが。きつ御待おまあそばせよ。此處こゝに。ござんすか。」とさゝやいて、すぐに、ちよろりとえる。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
第四十圖だいしじゆうず)またいしつくつた裝飾品そうしよくひんもありますが、そのなかには後程のちほどべようとおも日本につぽん私共わたしども祖先そせん使つかつた勾玉まがたまかたちかざものがあり
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
これは、後程のちほど彼女が出逢ったある危機にける、想像を絶した冷静さにちょうしても、外に判断の下し方はない様に見えるのだ。
お勢登場 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)