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歸省
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きせい
上京して、はじめの
歸省で、それが
病氣のためであつた。
其頃、
學生の
肺病は
娘に
持てた。
書生の
脚氣は
年増にも
向かない。
それからすぐに
和歌山へ
引き
取られて
行つて、
久しく
國へ
歸ることもしませんでした。
加納家に
住みこんでから、はじめて
遠江の
母のところへ
歸省したことがあります。
おなじく
大學の
學生で
暑中休暇に
歸省して、
糠鰊……
易くて、
量があつて、
舌をピリヽと
刺戟する、
糠に
漬込んだ
鰊……に
親んで
居たのと
一所に、
金澤を
立つて、
徒歩で、
森下、
津幡、
石動。
その
後歸省して、
新保村から
歸つて