“薄田泣菫”の読み方と例文
読み方割合
すすきだきゅうきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなし変って、私は丁度ちょうどその八月十九日に出発して、当時は京都から故郷なる備中連島びっちゅうつらじま帰省きしょうをしていた薄田泣菫すすきだきゅうきん氏の家を用向ようむきあって訪ねたのである、そして、同氏の家に三日ばかり滞在していた
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
反復律の退屈からようやく人々に倦かれてきた時、薄田泣菫すすきだきゅうきんその他の詩人が、これに音律の変化と工夫を求めるため、六四、八六等の破調を加え、次第に複雑にして遂に蒲原有明かんばらありあけ等に至ったのである。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)