“薄田兼相”の読み方と例文
読み方割合
すすきだかねすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実はそれがしも、友人の薄田兼相すすきだかねすけに身の振り方を依頼してあるところ。大坂城では、禄を問わず、抱え入れようとしている折だし、貴公のような人物を
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四月晦日みそか、大野治房等は樫井の敗戦から還り、大阪で軍議をした。後藤基次先ず国分の狭隘を扼し大和路より来る東軍を要撃することを提議した。前隊は基次、薄田兼相すすきだかねすけ、兵数凡そ六千四百。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「今夜、薄田兼相すすきだかねすけのやしきへ行って兼相と会う約束がしてあるんだ。今から出ても時刻ときが半端だし……。それに、そうだ、貴公の望みももっとよく聞いて置かなければ、先へ行って話もできない」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)