“兼相”の読み方と例文
読み方割合
かねすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「出世したものさ。三十歳前後の頃には、まだ、薄田兼相かねすけなどといっても、世間で知っている奴はなかった、それがいつのまにか……」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「大丈夫だ。先で、渋った顔をしていたら、金をやらずに持って帰るだけのことじゃないか。何も、兼相かねすけだけが、大坂方の勢力家じゃなし、大野でも後藤でも、頼みこむ思案はいくらもある」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)