“かねすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兼亮33.3%
兼助33.3%
兼相16.7%
兼資16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袖には、「吉田忠左衛門兼亮かねすけ」と書き
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やあ、兼助かねすけさん。お早う。」と、聲をかけて近づいて行つたので、彼は立ち止つた。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
「出世したものさ。三十歳前後の頃には、まだ、薄田兼相かねすけなどといっても、世間で知っている奴はなかった、それがいつのまにか……」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「大丈夫だ。先で、渋った顔をしていたら、金をやらずに持って帰るだけのことじゃないか。何も、兼相かねすけだけが、大坂方の勢力家じゃなし、大野でも後藤でも、頼みこむ思案はいくらもある」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宝生ほうしょう能楽堂に野口兼資かねすけの「江口」を観る。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)