すると、残された実の一つは、初めて本然の姿を取り回したらしく、自らが小さな精霊ででもあるかのやうに、寂然として安居してゐる。
建久三年の頃叡山の根本中堂の安居の結願に、誰れを導師にという沙汰のあった時に隆寛がその器量であるという評判であるところが、一方には
武者なんか、人生の正面側に向ってはいるが、この頃は大分お安居で、のんきに眺めて「フムなかなかよい」という工合。動かしていない、動かされていない、そういう猛烈なところがないのです。
“安居”の意味
“安居”の解説
安居(あんご)は、それまで個々に活動していた僧侶たちが、一定期間、1か所に集まって集団で修行すること。および、その期間のことを指す。
また、法臘(ほうろう)は夏安居に参加するごとに一つ増えるとされた。
(出典:Wikipedia)
また、法臘(ほうろう)は夏安居に参加するごとに一つ増えるとされた。
(出典:Wikipedia)