“安居院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
アグヰ42.9%
あごい28.6%
あぐい28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浄土派の説経の異色のあるのは、安居院アグヰ流のだからであらう。浄土の念仏聖は此説経を念仏化して、伝道して歩いたらしく思はれる。
今の世に生れなければ、あの奇蹟は見られないのである、法然御房ほうねんごぼうにも会えないのである。安居院あごい聖覚しょうかく法印は、やはり嘘をいわなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
安居院あぐいの法印聖覚は入道少納言通憲の孫に当り、澄憲大僧都の真の弟であるが、これも法然の化道けどうに帰して浄土往生の口決くけつを受けたが
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)