“あぐい”の漢字の書き方と例文
語句割合
安居院100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安居院あぐいの法印聖覚は入道少納言通憲の孫に当り、澄憲大僧都の真の弟であるが、これも法然の化道けどうに帰して浄土往生の口決くけつを受けたが
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
安居院あぐいの『神道集しんとうしゅう』というおかしな漢文に、同じ筋の話がちゃんと出ているので、つまり農民の隠居などにも仮名文字が書けるようになるまで、三百年近くも本なしでもとの形を保存することが
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そのほか安居院あぐいの聖覚法印、二尊院の正位房なども自分の宗義の証明には聖光房をひき合いに出したそうである。聖光房の門流を「筑紫義つくしぎ」という。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)