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蒲鉾形
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かまぼこがた
ふりがな文庫
“
蒲鉾形
(
かまぼこがた
)” の例文
その時、一列に
蒲鉾形
(
かまぼこがた
)
に
反
(
そ
)
った障子を左右に開けると、ランプの——小村さんが用心に
蔓
(
つる
)
を
圧
(
おさ
)
えた——灯が
一煽
(
ひとあおり
)
、山気が
颯
(
さっ
)
と座に沁みた。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
混ぜて冷ましておいてトースパンへ
蒲鉾形
(
かまぼこがた
)
に塗りつけて玉子の白身へ浸してパン粉をつけてバターで揚げます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
屋根に
蒲鉾形
(
かまぼこがた
)
の丸味を取った
棺
(
かん
)
のようなもののなかに、髪を油で
練固
(
ねりかた
)
めた女が坐っている。
長柄
(
ながえ
)
は短いが、車の輪は厚く丈夫なものであった。云うまでもなく
騾馬
(
らば
)
に引かしている。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
謂
(
い
)
はば
蒲鉾形
(
かまぼこがた
)
の、他奇ない山であるが、その峯の眞上に富士山が
窺
(
のぞ
)
いてゐる。
樹木とその葉:06 四辺の山より富士を仰ぐ記
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
やがて、山を降りて梨畠へ行こうとしたが、正門から
這入
(
はい
)
るのが面倒なので、どうです
土堤
(
どて
)
を乗り越そうじゃありませんかと案内が云い出した。余はすぐ賛成して
蒲鉾形
(
かまぼこがた
)
の
土塀
(
どべい
)
を
向側
(
むこうがわ
)
へ
馳
(
は
)
せ
下
(
お
)
りた。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蒲
漢検準1級
部首:⾋
13画
鉾
漢検準1級
部首:⾦
14画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“蒲鉾”で始まる語句
蒲鉾
蒲鉾屋
蒲鉾小舎
蒲鉾板
蒲鉾小屋
蒲鉾型
蒲鉾式
蒲鉾町
蒲鉾飯