“かまぼこなり”の漢字の書き方と例文
語句割合
蒲鉾形100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをパンの上へ中高ちゅうだかにちょうど薄い蒲鉾形かまぼこなりに塗ってテンピへ入れて十分間焼いて出します。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「時に小夜の事だがね」と先生は洋灯ランプを見ながら云う。五分心ごぶじん蒲鉾形かまぼこなりとも火屋ほやのなかは、つぼみつる油を、物言わず吸い上げて、穏かなほのおの舌が、暮れたばかりの春を、動かず守る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
トースパンへ蒲鉾形かまぼこなりに塗ってメリケン粉へ転がして玉子の黄身へくるんでパン粉を
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)