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充
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あて
ふりがな文庫
“
充
(
あて
)” の例文
かくシリベシを後方羊蹄と書くのは、如何にも奇抜至極な字を
充
(
あて
)
たもので、これは余程ヒョウキンな書きぶりである事を失わない。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
時間はまだ早いけれども、此処で御中食をなさる御予定であったので、社務所では特に舞殿を装飾して、御休息所に
充
(
あて
)
る積りであったらしい。
秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
彼等は
船暈
(
ふなよい
)
でへとへとになっている上に、
充
(
あて
)
がわれた食糧は、まる四日間にすっかり食い尽してしまって、今は、石のように堅くなった
麺麭
(
パン
)
の皮や
ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
茄子の二十本
許
(
ばかり
)
も植える様にして
充
(
あて
)
がったゞが、何うも
彼
(
あ
)
の按摩取は只の人でなえ、彼の泥坊を押える
塩梅
(
あんばい
)
が只ではなえと思って旦那が聞いたら、元は侍だが仔細有って坊様に成りまして
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
子供
這
(
はい
)
起きて
爺々
(
ちゃん
)
菓子の代給えという。十二三文を与うれば、これも外の方へ走り
出
(
い
)
づ。
然
(
しか
)
してなお残る銭百文または二百文もあらん。酒の代にや
為
(
な
)
しけん、積みて風雨の日の心
充
(
あて
)
にや貯うるならん。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
▼ もっと見る
昔の人がこの木に
山茶花
(
さんさか
)
の漢名を
充
(
あて
)
た事があるので、多分それからサザンカの名を生じたのではないかと思う。すなわち山茶花のサンサカが音便によって遂にサザンカに転化したのであろう。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
今はこのツクバネソウをそれに
充
(
あて
)
るのがまず通説の様になっている。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
充
常用漢字
中学
部首:⼉
6画
“充”を含む語句
充満
充分
充滿
充溢
充實
補充
填充
充填
充血
充実
充牣
充盈
充足
腦充血
充行
汗牛充棟
王充
補充兵
拡充
充々
...