“置座”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おきざ50.0%
オキクラ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶店のことゆえに入れば商売なく、冬ならば宵から戸をめてしまうなれど夏はそうもできず、置座おきざを店の向こう側なる田のそばまで出しての夕涼み
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
旅の者にも一休息ひとやすみ腰をろすに下ろしよく、ちょっと一ぷくが一杯となり、章魚たこの足をさかなに一本倒せばそのまま横になりたく、置座おきざの半分遠慮しながら窮屈そうに寝ころんで前後正体なき
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
……天つ宮事ミヤゴトもちて、大中臣、天つ金木カナギを本うちきり、末うち断ちて、千座チクラ置座オキクラにおきタラはして、天つ菅曾スガソを本刈り断ち、末刈り切りて、八針にとりきて、天津祝詞の太祝詞事を宣れ。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)