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置座
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おきざ
ふりがな文庫
“
置座
(
おきざ
)” の例文
茶店のことゆえ
夜
(
よ
)
に入れば商売なく、冬ならば宵から戸を
閉
(
し
)
めてしまうなれど夏はそうもできず、
置座
(
おきざ
)
を店の向こう側なる田のそばまで出しての夕涼み
置土産
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
旅の者にも
一休息
(
ひとやすみ
)
腰を
下
(
お
)
ろすに下ろしよく、ちょっと一ぷくが一杯となり、
章魚
(
たこ
)
の足を
肴
(
さかな
)
に一本倒せばそのまま横になりたく、
置座
(
おきざ
)
の半分遠慮しながら窮屈そうに寝ころんで前後正体なき
置土産
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
さてその次にはめでたく帰国するまで幸衛門を初めお絹お常らの身に異変なく来年の夏またあの
置座
(
おきざ
)
にて
夕
(
ゆうべ
)
涼しく
団居
(
まどい
)
する中にわれをも加えたまえと祈り終わりてしばしは
頭
(
かしら
)
を得上げざりしが
置土産
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
“置”で始まる語句
置
置炬燵
置去
置土産
置床
置文
置物
置屋
置処
置毒