“ルビー”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紅玉55.2%
紅玉石17.2%
紅宝石10.3%
紅宝玉6.9%
紅石6.9%
鏤美3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青玉サファイヤでも、紅玉ルビーでも、黄玉トパーズでも本物の、しかも上等品でなくてはこの硬度と光りはない筈です。
死後の恋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
——糸七のおなじ話でも、紅玉ルビー緑宝玉エメラルドだと取次ばえがするが、何分焼芋はあやまる。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
見廻すと、向うの薬屋の軒に、真赤な電灯が大きい紅玉石ルビーのように、血紅くれないの光を夜の街に投げて居ります。
青い眼鏡 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
夢みるまなこ、霞む眉、象牙ぞうげを刻んだような鼻に、紅玉石ルビーの唇、現代娘の愛くるしさと清々すがすがしさが、この娘の顔に溢れて居ります。
古銭の謎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
金と紅宝石ルビーを組んだやうな美しい花皿をささげて天人たちが一郎たちの頭の上をすぎ大きなあをや黄金のはなびらを落して行きました。
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
少年の集めてゐる薔薇は燦めく紅宝石ルビーの如く、百合はさながら真珠の鈍い光りを帯びてゐた。
いや、それだから、かえって困ることもあるよ。たとえば僕は一千九百十九年の七月に、アメリカのジャイアントアーム会社の依嘱いしょくを受けて、紅宝玉ルビーを探しにビルマへ行ったがね、やっぱりいつか足は紅宝玉ルビーの山へ向く。
楢ノ木大学士の野宿 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
たとへば僕は一千九百十九年の七月に、アメリカのヂャイアントアーム会社の依嘱を受けて、紅宝玉ルビーを探しにビルマへ行ったがね、やっぱりいつか足は紅宝玉ルビーの山へ向く。それからちゃんと見附かって、帰らうとしてもなかなか足があがらない。
楢ノ木大学士の野宿 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「彼女の額——広い美しい額の、丁度阿修羅王の木像の三つ目の眼のあるあたりに、赤い小さい紅石ルビーのようなほくろがあった筈です」
法悦クラブ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
そればかりでなく、阿夜子の美しい顔の中程には、小さい小さい紅石ルビーのような、燃ゆるほくろが一つ、覆うものもなく、会員全部の眼に焼き付いたのでした。
法悦クラブ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
里紗絹リヨンぎぬ襦袢じゅばん綾羅紗あやらしゃの羽織。鏤美ルビーの指輪を目立たぬように嵌めているのもあれば、懐時計ウォッチ銀鎖ぎんぐさりをそっと帯にからませているのもある。
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)