“依嘱”のいろいろな読み方と例文
旧字:依囑
読み方割合
いしょく81.3%
たのま12.5%
たのみ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは燕丹の依嘱いしょくを重しとして荊軻はもとより一命を棄てるつもりで出掛けたのであったが、不幸にして見現わされて殺されてしまった。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
社長は松尾儀助氏で、右の若井兼三郎氏は重役といった所で、まあ松尾氏の番頭さんのような格でありました。この若井氏から私が鶏の彫刻を依嘱たのまれたのであった。
「この懐中物かみいれもやろう。もっとほしくばもっと遣ろう。依嘱たのみというのは、そらあすこへく、あの、な、」
金時計 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)