紅玉リユビイ)” の例文
暖炉シユミネの火が灰がちな下に昨夜ゆうべ名残なごり紅玉リユビイの様なあかりを美しく保つては居るが、少しもあたゝかく無いので寝巻のまゝ楊枝やうじつかつて居た手を休めて火箸で掻廻すと
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
あれ、じつと、紅玉リユビイの涙のにじむこと……
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)