“ひまひま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暇々41.7%
隙々41.7%
間々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎日幾度となく湯につかったり、散歩したり、寝転んだり、そしてその暇々ひまひまに筆をったりして至極暢気のんきに日を送っていたのです、ある日のことでした。
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
記者はこうして、九月初めから十月なかばまでの東京市中を、縦横むじんにあるきまわった。蜘蛛手くもで掻く縄十文字に見てまわった。用事の隙々ひまひまや電車待つにはスケッチも試みた。
さて目※まどろむ間も無く朝早く目がめると、平生いつもの通り朝食あさめしの仕度にと掛ったが、その間々ひまひまにそろりそろりと雁坂越の準備よういをはじめて、重たいほどにれた我が顔の心地しさをも苦にぜず
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)