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間々
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まゝ
ふりがな文庫
“
間々
(
まゝ
)” の例文
唯
(
たゞ
)
大地震直後
(
だいぢしんちよくご
)
はそれが
頗
(
すこぶ
)
る
頻々
(
ひんぴん
)
に
起
(
おこ
)
り、しかも
間々
(
まゝ
)
膽
(
きも
)
を
冷
(
ひや
)
す
程
(
ほど
)
のものも
來
(
く
)
るから、
氣味惡
(
きみわる
)
くないとはいひ
難
(
にく
)
いことであるけれども。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
段々
(
だん/\
)
村
(
むら
)
が
遠退
(
とほの
)
いて、お
天守
(
てんしゆ
)
が
寂
(
さび
)
しく
成
(
な
)
ると、
可怪
(
あやし
)
可恐
(
おそろし
)
い
事
(
こと
)
が
間々
(
まゝ
)
有
(
あ
)
るで、あの
船
(
ふね
)
も
魔
(
ま
)
ものが
漕
(
こ
)
いで
焼
(
や
)
くと、
今
(
いま
)
お
前様
(
めえさま
)
が
疑
(
うたが
)
はつせえた
通
(
とほ
)
り……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
好
(
この
)
んで見んこと則ち眼の毒なる可し又花の
下
(
もと
)
は
醉人
(
すゐじん
)
騷客
(
さうかく
)
所狹
(
ところせまき
)
まで
雜沓
(
ざつたう
)
すれば
喧嘩
(
けんくわ
)
口論
間々
(
まゝ
)
ありて側杖打るゝ人もあり然るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
序文
(
じよのぶん
)
は
間々
(
まゝ
)
欧文を直訳したかのやうな語法を交へ、一見して
伴天連
(
ばてれん
)
たる
西人
(
せいじん
)
の手になつたものだらうと思はれるやうな所があると断り書まで添へたものだ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
隨而小弟にも
無異
(
かはりなく
)
罷在、當分は
宿替
(
やどがへ
)
にて獨居いたし、
間々
(
まゝ
)
夢中には
貴丈
(
あなた
)
に御逢申上候。偖大變到來仕、誠に紅涙にまみれ、心氣
絶々
(
たえ/″\
)
に罷成、悲憤の情御察可
レ
被
レ
下候。
遺牘
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
▼ もっと見る
大慾は無慾に似たりと云って余り慾張り過ぎまして身を
果
(
はた
)
す様なる事が
間々
(
まゝ
)
ございます。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
々
3画
“間々”で始まる語句
間々田