“氣味惡”の読み方と例文
新字:気味悪
読み方割合
きみわる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯(たゞ)大地震直後(だいぢしんちよくご)はそれが頗(すこぶ)る頻々(ひんぴん)に起(おこ)り、しかも間々(まゝ)膽(きも)を冷(ひや)す程(ほど)のものも來(く)るから、氣味惡(きみわる)くないとはいひ難(にく)いことであるけれども。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
それが昨日の晩は今吹いてゐるやうな——騷がしく強い——のではなくて、哀れつぽい哭(な)くやうな音を立てゝ吹いてゐて、氣味惡(きみわる)い位のことではなかつたのです。
此(こ)の奧(おく)に住(す)める人(ひと)の使(つか)へる婢(をんな)、やつちや場(ば)に青物(あをもの)買(か)ひに出(い)づるに、いつも高足駄(たかあしだ)穿(は)きて、なほ爪先(つまさき)を汚(よご)すぬかるみの、特(こと)に水溜(みづたまり)には、蛭(ひる)も泳(およ)ぐらんと氣味惡(きみわる)きに、唯(たゞ)一重(ひとへ)森(もり)を出(い)づれば
森の紫陽花 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)