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氣味惡
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きみわる
ふりがな文庫
“
氣味惡
(
きみわる
)” の例文
新字:
気味悪
唯
(
たゞ
)
大地震直後
(
だいぢしんちよくご
)
はそれが
頗
(
すこぶ
)
る
頻々
(
ひんぴん
)
に
起
(
おこ
)
り、しかも
間々
(
まゝ
)
膽
(
きも
)
を
冷
(
ひや
)
す
程
(
ほど
)
のものも
來
(
く
)
るから、
氣味惡
(
きみわる
)
くないとはいひ
難
(
にく
)
いことであるけれども。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
それが昨日の晩は今吹いてゐるやうな——騷がしく強い——のではなくて、哀れつぽい
哭
(
な
)
くやうな音を立てゝ吹いてゐて、
氣味惡
(
きみわる
)
い位のことではなかつたのです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
此
(
こ
)
の
奧
(
おく
)
に
住
(
す
)
める
人
(
ひと
)
の
使
(
つか
)
へる
婢
(
をんな
)
、やつちや
場
(
ば
)
に
青物
(
あをもの
)
買
(
か
)
ひに
出
(
い
)
づるに、いつも
高足駄
(
たかあしだ
)
穿
(
は
)
きて、なほ
爪先
(
つまさき
)
を
汚
(
よご
)
すぬかるみの、
特
(
こと
)
に
水溜
(
みづたまり
)
には、
蛭
(
ひる
)
も
泳
(
およ
)
ぐらんと
氣味惡
(
きみわる
)
きに、
唯
(
たゞ
)
一重
(
ひとへ
)
森
(
もり
)
を
出
(
い
)
づれば
森の紫陽花
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
『まあ、
醜
(
みにく
)
い
魚
(
さかな
)
です
事
(
こと
)
。』と
少年
(
せうねん
)
は
氣味惡
(
きみわる
)
相
(
さう
)
に、
其
(
その
)
堅固
(
けんご
)
なる
魚頭
(
かしら
)
を
叩
(
たゝ
)
いて
見
(
み
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
島
(
しま
)
の
一周
(
いつしう
)
といつて、
此
(
この
)
島
(
しま
)
はどの
位
(
くら
)
い
廣
(
ひろ
)
いものやら、また
道中
(
だうちう
)
に
如何
(
いか
)
なる
危險
(
きけん
)
があるかも
分
(
わか
)
らぬが、
此處
(
こゝ
)
に
漠然
(
ぼんやり
)
として
居
(
を
)
つて、
島
(
しま
)
の
素性
(
すじやう
)
も
分
(
わか
)
らず
氣味惡
(
きみわる
)
く
一夜
(
いちや
)
を
明
(
あか
)
すよりは
勝
(
まし
)
だと
考
(
かんが
)
へたので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
と
氣味惡
(
きみわる
)
く
鼻
(
はな
)
の
鳴
(
な
)
るのが、
三井寺
(
みゐでら
)
へ
行
(
い
)
かうでない、
金子
(
かね
)
が
欲
(
ほ
)
しいと
聞
(
きこ
)
える。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
兎角
(
とかく
)
する
間
(
ま
)
に
今迄
(
いまゝで
)
は、
其邊
(
そのへん
)
を
縱横
(
じゆうわう
)
に
暴廻
(
あれまわ
)
つて
居
(
を
)
つた
沙魚
(
ふか
)
は、
其
(
その
)
氣味惡
(
きみわる
)
き
頭
(
かしら
)
を
南方
(
みなみのかた
)
に
向
(
む
)
けて、
恰
(
あだか
)
も
矢
(
や
)
を
射
(
ゐ
)
るやうに
駛
(
かけ
)
り
出
(
だ
)
した。
端艇
(
たんてい
)
も
共
(
とも
)
に
曳
(
ひ
)
かれて、
疾風
(
しつぷう
)
のやうに
駛
(
はし
)
るのである。
私
(
わたくし
)
はいよ/\
必死
(
ひつし
)
だ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
氣
部首:⽓
10画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
惡
部首:⼼
12画
“氣味”で始まる語句
氣味