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間拔
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まぬけ
婆樣は
上方者ですよ、ツルリンとした
顏の
何處に「
間拔の
狡猾」とでも
言つたやうな
所があつて、ペチヤクリ/\
老爺の
氣嫌を
取て
居ましたね。
間拔に
背のたかい
大人のやうな
面をして
居る
團子屋の
頓馬が、
頭もあるものか
尻尾だ
尻尾だ、
豚の
尻尾だなんて
惡口を
言つたとさ、
己らあ
其時千
束樣へねり
込んで
居たもんだから
取て
投付々々アレ/\くづやが
狐に
誑された
間拔ヤイ
腐脱ヤイと惡口しながら猶も石を