“まえだれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前垂98.5%
前掛1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背後うしろからお才を呼んで、前垂まえだれの端はきりりとしながら、つまなまめく白い素足で、畳触たたみざわりを、ちと荒く、ふいと座をったものである。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お紙幣のときはこれ見よがしに、青竹を細く削ってひとつに合わせた割箸みたいなものへ挟んで、赤前垂まえだれのお茶子が高座へ運んで持ってきた。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
それは大よそゆきの旦那だんなに限られた。旦那たちもひもまでこった前掛まえだれをかけている。ましておみせの人は羽織を着たのもすけない。