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くせ
ふりがな文庫
“
習慣
(
くせ
)” の例文
主家
(
しゅか
)
の時間だからと思わずに、若い時にせっせと働く
習慣
(
くせ
)
をつけなければ、一生まめに身体を動かすことのできない人になります。
女中訓
(新字新仮名)
/
羽仁もと子
(著)
それでも何うも夜も
落々
(
おちおち
)
眠られないし、朝だって
習慣
(
くせ
)
になっていることが、がらりと様子が変って来たから寝覚めが好くない。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
夏の
中
(
うち
)
毎夜
夕涼
(
ゆうすずみ
)
に出あるいていた
習慣
(
くせ
)
がついているので、この時節になっても、夕飯をすますときまって外へ出る。
虫の声
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
酒は手酌が
習慣
(
くせ
)
だと言って、やっと御免を
蒙
(
こうむ
)
ったが、はじめて落着いて、酒量の少い人物の、一銚子を、
静
(
しずか
)
に、やがて傾けた頃、屏風の陰から、うかがいうかがい、今度は妙に
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ゆっくりお
寝
(
やす
)
みなさいませ! それから何か他に御用はありませんか? ひょっとお前さま、寝しなに誰かに踵を揉ませる
習慣
(
くせ
)
がありなさるんじゃありませんかね? 亡くなった
良人
(
やど
)
は
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
▼ もっと見る
湯場の
習慣
(
くせ
)
で、運動などを致して
居
(
お
)
る時には知らん人でも挨拶を致します。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
というのが口癖で、
魚売
(
さかなや
)
は自分よりよほど身分違い——さも低級でもあるように
賤
(
いや
)
しめて
罵
(
ののし
)
る
習慣
(
くせ
)
があったのだ。貞淑な細君は、そんな事を言われても
尤
(
もっと
)
ものように押だまって辛棒強く働いていた。
旧聞日本橋:12 チンコッきり
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“習慣”の解説
習慣(しゅうかん、en: habit, custom)とは、
日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと。
(心理学用語)反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと。
(出典:Wikipedia)
習
常用漢字
小3
部首:⽻
11画
慣
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“習慣”で始まる語句
習慣的
習慣上
習慣通