習慣しゆうかん)” の例文
ちょっとたゞけでは、わかつたようでわからぬうたです。おなじようなかさなつてゐると、自然しぜん片一方かたいつぽうほうは、一部分いちぶぶんりやくする習慣しゆうかんがあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
かように三種さんしゆならかたによつて、私共わたしども見物人けんぶつにんはスエーデンの風俗ふうぞく習慣しゆうかん特質とくしつ十分じゆうぶんにいろ/\の方面ほうめんから研究けんきゆうすることが出來できるようになつてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
霧島火山きりしまかざんはこのふたつの活火口かつかこう交互こうご活動かつどうするのが習慣しゆうかんのようにえるが、最近さいきんまでは御鉢おはち活動かつどうしてゐた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
たゞいまでも馬來半島まれいはんとうのある野蠻人種やばんじんしゆは、えだうへいへつくつてんでゐますが、これなどは、いまつたように、人間にんげんがぢかに森林しんりんなかにゐた習慣しゆうかんのこつたはつた面白おもしろ一例いちれいです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
それにも、うきねといふ言葉ことばきといふいやな、なさけない悲觀ひかんすべき意味いみ言葉ことばが、おんからかんじられる習慣しゆうかんになつてゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
むかしからのつたへによりますと、垂仁天皇すいにんてんのうときに、天皇てんのう御弟倭彦命おんおとうとやまとひこのみこと薨去こうきよになつたさい、そのころ貴人きじんぬと、家臣かしんなどが殉死じゆんしといつて、おとも習慣しゆうかんがありましたので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そこでたま/\地震ぢしんでもおこると兒童じどうまどひ、そこらにある立木たちきあるひ石燈籠いしどうろうにしがみつく。これはおそらくかういふ場合ばあひ保護者ほごしやひざにしがみつく習慣しゆうかんからみちびかれるものであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
その習慣しゆうかんは、旅行りよこうをしないでも、一年いちねんのうちに、かならず一回以上いつかいゝじようは、自然しぜんむらにゐておこなうたものでした。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
これはスエーデンの土地とち風俗ふうぞく習慣しゆうかんなどをしめ博物館はくぶつかんであつて、ハゼリウスといふ一人ひとり熱心ねつしんひとが、ふる風俗ふうぞく品物しなものがだん/\ほろびてくのをかなしんで、はじめはわづかの品物しなものあつ
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)