“一例”の読み方と例文
読み方割合
いちれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
有史以前ゆうしいぜんには噴火ふんかした證跡しようせきゆうしながら、有史以來ゆうしいらい一回いつかい噴火ふんかしたことのない火山かざんかずはなか/\おほい。箱根山はこねやまごときがその一例いちれいである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
あとほうは、これにくらべるといくらか露骨ろこつに、西行さいぎよう氣持きもちをしすぎてゐるが、こゝまでつっこんでうたつたひとがないものですから、一例いちれいとしてあげました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
たゞいまでも馬來半島まれいはんとうのある野蠻人種やばんじんしゆは、えだうへいへつくつてんでゐますが、これなどは、いまつたように、人間にんげんがぢかに森林しんりんなかにゐた習慣しゆうかんのこつたはつた面白おもしろ一例いちれいです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)