トップ
>
習慣
>
ならひ
ふりがな文庫
“
習慣
(
ならひ
)” の例文
また汝のために憂へず、されど告げよ、汝何ぞこゝに坐するや、導者を待つか、はたたゞ汝の
舊
(
ふ
)
りし
習慣
(
ならひ
)
に歸れるか。 —一二六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
「仕方がありませんよ、奥さん。実は
土地
(
ところ
)
の
習慣
(
ならひ
)
で、私の
故郷
(
くに
)
ではさうしなければならない事情があるのです。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
尋
(
たづ
)
ねければ
口惡善
(
くちさが
)
なき下女の
習慣
(
ならひ
)
那
(
あれ
)
こそ近在の
大盡
(
だいじん
)
の
娘御
(
むすめご
)
なるが江戸のさる
大店
(
おほだな
)
へ
嫁入
(
よめいり
)
なされしが
聟樣
(
むこさま
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
夜明
(
よあけ
)
がたまで
斯
(
こ
)
んな風で遊び
明
(
あか
)
す
習慣
(
ならひ
)
だが、晶子が室内に
濛濛
(
もうもう
)
として
出場
(
でば
)
を失つて居る
煙草
(
たばこ
)
の煙に頭痛を感じると云ふので十二時少し過ぎに帰つて来た。(六月十七日)
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
打ち展いた空を自由に眺められない、繁華な街にうまれたからだといはれるかも知れないが、私は、どんな
心急
(
こゝろせは
)
しい時でも、車があの邊にかかると、ふつと窓から空を見上げるのが
習慣
(
ならひ
)
になつてゐる。
東京に生れて
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
夫
(
それ
)
人
(
ひと
)
の性は善なりと雖ども
習慣
(
ならひ
)
に因て惡となると
云
(
いひ
)
又
(
また
)
衆生
(
しゆうじやう
)
は皆惡人なれど
信心
(
しんじん
)
の徳に因て
惡趣
(
あくしゆ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
容貌
(
きりやう
)
が能く音羽小町と
綽名
(
あだな
)
にさるゝ程にてあれば
氏
(
うぢ
)
なくて玉の輿に乘る
果報
(
くわはう
)
愛度
(
めでたく
)
其日
消光
(
くらし
)
の賣卜者の娘が大家の
嫁
(
よめ
)
に成なら親父殿まで浮び上り
左團扇
(
ひだりうちは
)
に成で有らうと然ぬだに口やかましきは
棟割長屋
(
むねわりながや
)
の
習慣
(
ならひ
)
とて老婆も
嚊
(
かゝ
)
も小娘もみな路次口に
立集
(
たちつど
)
ひ
姦
(
かしまし
)
と讀むじだらくの
口唇
(
くちびる
)
翻
(
かへ
)
す
餞舌
(
おちやつぴい
)
塒
(
ねぐら
)
求
(
もと
)
むる小雀の
群立騷
(
むらだちさわ
)
ぐ如くなり斯くとは
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“習慣”の解説
習慣(しゅうかん、en: habit, custom)とは、
日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと。
(心理学用語)反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと。
(出典:Wikipedia)
習
常用漢字
小3
部首:⽻
11画
慣
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“習慣”で始まる語句
習慣的
習慣上
習慣通