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濛濛
ふりがな文庫
“濛濛”の読み方と例文
読み方
割合
もうもう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もうもう
(逆引き)
これも
仔細
(
しさい
)
に眺めていると、種族の知性と論理の国際性との分別し難い暗黒面から立ち昇っている
濛濛
(
もうもう
)
とした煙であった。
厨房日記
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
さうしてその四
角
(
かく
)
な
穴
(
あな
)
の
中
(
なか
)
から、
煤
(
すす
)
を
溶
(
とか
)
したやうなどす
黒
(
ぐろ
)
い
空氣
(
くうき
)
が、
俄
(
にはか
)
に
息苦
(
いきぐる
)
しい
煙
(
けむり
)
になつて
濛濛
(
もうもう
)
と
車内
(
しやない
)
へ
漲
(
みなぎ
)
り
出
(
だ
)
した。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
みなわ、と云った
詞
(
ことば
)
に、山西はびっくりして
蒸気
(
ゆげ
)
の
濛濛
(
もうもう
)
と立っている鍋越しに
小女
(
こむすめ
)
の方を見た。
小女
(
こむすめ
)
は
起
(
た
)
って棚の方へ往こうとして、ちらりと客の方を見て笑った。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
濛濛(もうもう)の例文をもっと
(6作品)
見る
濛
漢検1級
部首:⽔
16画
濛
漢検1級
部首:⽔
16画
“濛”で始まる語句
濛々
濛気
濛
濛靄
濛煙
濛〻
濛々漠々
濛々迷々
濛雲国師
“濛濛”のふりがなが多い著者
与謝野寛
横光利一
与謝野晶子
岡本かの子
田中貢太郎
芥川竜之介