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溜塗
ふりがな文庫
“溜塗”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ためぬり
75.0%
ためぬ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ためぬり
(逆引き)
と賛之丞は、そこにいる者達へ、敢然と言ってみせて、さて、
溜塗
(
ためぬり
)
の長い
鞘
(
さや
)
を、やおらという風に腰へ差した。
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
石菖
(
せきしょう
)
の水鉢を置いた
欞子窓
(
れんじまど
)
の下には朱の
溜塗
(
ためぬり
)
の鏡台がある。芸者が
弘
(
ひろ
)
めをする時の手拭の包紙で腰張した壁の上には
鬱金
(
うこん
)
の包みを着た三味線が
二梃
(
にちょう
)
かけてある。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
溜塗(ためぬり)の例文をもっと
(9作品)
見る
ためぬ
(逆引き)
向かい合いながら部屋の奥に
溜塗
(
ためぬ
)
りの小型の見台を据えて、端坐している儒者ふうの、神々しいような老武士があった。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
木端
(
こば
)
葺きの湯殿の屋根から白く湯気の立ち騰るのや崖下の渡廊下を
溜塗
(
ためぬ
)
りの重ね箱をかついだ束髪の菓子売りが、彼方の棟へ渡って行くのなどが見える。
夏遠き山
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
溜塗(ためぬ)の例文をもっと
(3作品)
見る
溜
漢検準1級
部首:⽔
13画
塗
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“溜”で始まる語句
溜
溜息
溜飲
溜池
溜飮
溜間
溜涙
溜込
溜漉
溜場
検索の候補
金溜塗
“溜塗”のふりがなが多い著者
柳宗悦
泉鏡太郎
谷崎潤一郎
吉川英治
山本周五郎
久生十蘭
国枝史郎
永井荷風
泉鏡花
岡本綺堂