“血溜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちだま57.1%
ちたま14.3%
ちだ14.3%
ちだまり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思ひの外血溜ちだまりもなく、反對側の方——二間ばかり先に匕首の鞘が落ちて居るのは、自分の手で夢中になつて投げ飛ばしたのでせうか。
柿丘の前の血溜ちたまりは、見る見るうちに二倍になり三倍になりしてひろまって行った。それとともに、なんとも云えないやな、だるい気持に襲われてきた。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
街路上に血溜ちだまりとなっていることが発見されたわけです。
爺「あんた、此の馬は実に珍らしい馬でね、えら一つ起して、くさめ一つした事がねえ、どんなに引いて引まわしても、足に血溜ちだまり一つ出来る馬じゃアねえ、見なんせえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)