“源之丞”の読み方と例文
読み方割合
げんのじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この事件の跡見分として甲斐野半之助といふ者が一名の代官と共に有家村東川へつき庄屋源之丞げんのじょうを案内に立てゝ北有馬へ船を寄せると、突然村民が鉄砲と礫を打ちかけて来て負傷し
島原一揆異聞 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
十六夜いざよい清心せいしんが身をなげた時にも、源之丞げんのじょう鳥追姿とりおいすがたのおこよを見そめた時にも、あるいはまた、鋳掛屋いかけや松五郎が蝙蝠こうもりの飛びかう夏の夕ぐれに、天秤てんびんをにないながら両国の橋を通った時にも
大川の水 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
源之丞げんのじょうさま! 源之丞さま! な! もし! 源之丞さま……!」