“きのくにや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
源之助25.0%
紀伊國屋25.0%
紀国屋25.0%
宗十郎12.5%
沢村田之助12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの毛唐人奴けとうじんめ等、勝山のお嬢さん、今じゃあ柳屋の姉さんだ、それでも柳橋葭町よしちょうあたりで、今の田圃たんぼ源之助きのくにやだの、ぜんの田之助にているのさえ、何の不足があるか、お夏さんが通るのを見ると
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
友「芝口しばぐち紀伊國屋きのくにやの友之助ですよ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
武「これはなんで、芝口しばぐち三丁目の紀国屋きのくにやと申すが何時も出入であつらえるのだが、其所そこへ誂えずに、本町ほんちょうの、なにアノ照降町てりふりちょう宮川みやがわで買おうと思ったら、彼店あすこは高いから止めて、浅草茅町あさくさかやちょう松屋まつやへ誂えて」
「どうだ、宗十郎きのくにやに似てやしないか。」と云って笑った。小みなさんが
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
夜目にも薄白く沢村田之助きのくにやそっくりの美しい顔立ちを嬉しく浮き上がらせている女は、成島柳北なるしまりゅうほくが「柳橋新誌」に艶名えんめいを謳われた柳橋のおいと
円朝花火 (新字新仮名) / 正岡容(著)