“成島柳北”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なるしまりゅうほく76.9%
なるしまりうほく23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話が前後したが、成島柳北なるしまりゅうほくの『柳橋新誌りゅうきょうしんし』の第二篇は、明治七年に出た。これは柳暗りゅうあんのことを書いたものである。その他に『東京新繁昌記とうきょうしんはんじょうき
明治十年前後 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
夜目にも薄白く沢村田之助きのくにやそっくりの美しい顔立ちを嬉しく浮き上がらせている女は、成島柳北なるしまりゅうほくが「柳橋新誌」に艶名えんめいを謳われた柳橋のおいと
円朝花火 (新字新仮名) / 正岡容(著)
温泉と云へばかの明治の才人、成島柳北なるしまりうほくも、この円朝門人三代目円生をともなつて、伊香保に遊んでゐる。
落語家温泉録 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
「東京新繁昌記」は自分がここに説明するまでもなく、寺門静軒てらかどせいけんの「江戸繁昌記」成島柳北なるしまりうほくの「柳橋新誌りうけうしんし」にならつて、正確な漢文をば、故意に破壊して日本化した結果
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)