“成島”の読み方と例文
読み方割合
なるしま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
格からすると成島なるしまや平清水等よりもっと地方色が強い。沢山は作られず近在に散るから、この窯の存在を知る人は土地の人以外には余りない。
現在の日本民窯 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
大分おそうなったが如何どうだろうと云うと、主人が気をかして屋根舟を用意し、七、八人の客を乗せて、六軒堀の川岸かしから市中の川、すなわ堀割ほりわりを通り、行く/\成島なるしま柳橋やなぎばしからあが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
米沢から遠くない所に成島なるしまと呼ぶ窯場があります。鉄釉てつぐすりの飴色や海鼠なまこ色で鉢だとか片口だとかかめだとかを焼きます。仕事はまだそこなわれてはおりません。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)