“なるしまりゅうほく”の漢字の書き方と例文
語句割合
成島柳北100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人と成って後確堂公かくどうこうと呼ばれたのはこの人で、成島柳北なるしまりゅうほくの碑の篆額てんがくはそのふでである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
れは時の陸軍の将官を勤め、ごくの西洋家で、或日あるひその人の家に集会をもよおし、客は小出播磨守こいではりまのかみ成島柳北なるしまりゅうほくを始め、そのほか皆むかしの大家と唱うる蘭学医者、私とも合して七、八名でした。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
新聞界の大元老である「朝野新聞」の成島柳北なるしまりゅうほくを中心とする革新的ジャーナリズムが次第に大隈の政治的意見に接近してくる頃には、小野の周囲には八方から有能な青年があつまってきた。
早稲田大学 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)