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『早稲田大学』
ふりがな文庫
『
早稲田大学
(
わせだだいがく
)
』
新秋の一日、——私は大隈会館の庭園の中を歩いていた。午後の空が曇っているせいか、手入れの行きとどいた庭園でありながら、何となく荒廃したかんじが視野の中にあふれている。昔は樹立のふかい、雅趣のゆたかな庭であった。時代とともに錆びついた色彩が、 …
著者
尾崎士郎
初出
「早稻田大學」文藝春秋新社、1953(昭和28)年10月20日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間15分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
背
(
うしろ
)
懐
(
ふとこ
)
苟
(
いや
)
恰
(
あた
)
幾度
(
いくた
)
明
(
あきら
)
俄
(
にわ
)
瞭
(
あきら
)
端
(
は
)
嗄
(
しわが
)
縲絏
(
るいせつ
)
瞠
(
みは
)
鴎
(
かもめ
)
笈
(
おい
)
縹渺
(
ひょうびょう
)
英麿
(
ひでまろ
)
護謨
(
ゴム
)
蹌踉
(
そうろう
)
輪奐
(
りんかん
)
轟々
(
ごうごう
)
霄壌
(
しょうじょう
)
鬢髪
(
びんぱつ
)
乃至
(
ないし
)
枠
(
わく
)
偶々
(
たまたま
)
僅
(
わず
)
唯
(
ただ
)
喙
(
くちばし
)
大隈
(
おおくま
)
布衣
(
ほい
)
彩
(
いろど
)
彷徨
(
さまよ
)
直諫
(
ちょっかん
)
此
(
この
)
此処
(
ここ
)
況
(
いわ
)
渝
(
かわ
)
甚
(
はなは
)
畏
(
かしこ
)
目睫
(
もくしょう
)