“輪奐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんかん90.5%
りんくわん9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくては今日東京市中の寺院にして輪奐りんかんの美人目じんもくを眩惑せしむるものは僅に浅草の観音堂かんのんどう音羽護国寺おとわごこくじ山門さんもんその二、三に過ぎない。
天文年間の焼亡以前にはあったという二十坊舎の輪奐りんかんの美を完成するにはなお多大な普請ふしんを要するし、現に建築中の部分もあった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われは大統領ドオジエたち輪奐りんくわんの美をたづねて、その華麗を極めたるむなしき殿堂を經𢌞へめぐり、おそろしきいき地獄の圖ある鞠問所きくもんじよを觀き。われは彼四面皆ふさがりたる橋の、小舟通ふ溝渠の上に架せられたるを渡りぬ。
誓願せいぐわん輪奐りんくわんをきづき
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)