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縹渺
ふりがな文庫
“縹渺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひょうびょう
83.1%
へうべう
7.7%
ひようびよう
6.2%
へう/″\
3.1%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひょうびょう
(逆引き)
私の趣味から言へば、私は前掲の「心暖き夕」よりも「笑ひ声」の方が、
縹渺
(
ひょうびょう
)
としたメランコリイの波を流してゐて好きである。
谷丹三の静かな小説:――あはせて・人生は甘美であるといふ話――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
縹渺(ひょうびょう)の例文をもっと
(50作品+)
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へうべう
(逆引き)
(le samourai)されどその絹の白と漆と
金
(
きん
)
とに
彩
(
いろど
)
られたる世界は、
却
(
かへ
)
つて是
縹渺
(
へうべう
)
たるパルナシアンの夢幻境のみ。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
縹渺(へうべう)の例文をもっと
(5作品)
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ひようびよう
(逆引き)
それは夢の中の記憶のやうに、意識の背後にかくされて居り、
縹渺
(
ひようびよう
)
として捉へがたく、そのくせすぐ目の前にも、
捉
(
とら
)
へることができるやうに思はれた。
田舎の時計他十二篇
(新字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
縹渺(ひようびよう)の例文をもっと
(4作品)
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▼ すべて表示
へう/″\
(逆引き)
村の寺の鐘、村の
少女
(
をとめ
)
の唄、いかに
縹渺
(
へう/″\
)
としてわが耳に
入
(
い
)
り、いかに寂寞としてわが心を
撲
(
う
)
ちたりしよ。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
縹渺(へう/″\)の例文をもっと
(2作品)
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“縹渺”の意味
《形容動詞》
対象がかすかではっきりしないさま。
見渡すかぎり広々しているさま。
(出典:Wiktionary)
縹
漢検1級
部首:⽷
17画
渺
漢検1級
部首:⽔
12画
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