“松屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつや62.5%
まつのや37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よひくちにははしうへ与太よた喧嘩けんくわがあるし、それから私服しふくがうるさく徘徊うろついてゝね、とう/\松屋まつやよこで三にんげられたつてふはなしなんだよ。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
観音の境内や第六区の路地や松屋まつやの屋上や隅田河畔すみだかはんのプロムナードや一銭蒸汽の甲板やそうした背景の前に数人の浅草娘あさくさむすめを点出して淡くはかない夢のような情調を
映画雑感(Ⅳ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ユウツケ鳥は三説あり、『松屋まつのや筆記』七に鶏はさるの時(午後四時)に夕を告げてねぐらこもるが故に、夕告鳥というにや云々。
松屋まつのや筆記』十六に引くところの東大寺造立供養記の文「自春日山、白鳥飛来翔多々羅上、或飛廻火炉之辺、或上‐下炎煙之中云々」
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)