“まつのや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
松屋75.0%
松廼家25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大学生どもこれをモンキーと称えいたなど、『松屋まつのや筆記』にくぼの名てふ催馬楽さいばらのケフクてふ詞を説きたるとかんがえ合せて、かかる聯想は何処どこにも自然に発生し、決して相伝えたるにあらずと判る。
何とか言っているうちに、春を迎えたかと思う間もなく盆がやって来、月が替わるごとの移りかえが十二回重なればもう暮で、四五年の月日がたつうちに、この松廼家まつのやも目にみえて伸び出して来た。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)