“与太”の読み方と例文
旧字:與太
読み方割合
よた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんなことがわかるもんか。吉兵衛の口だけできめてかかれるもンじゃねえ。強がって与太よたっぱちを言ったのかも知れねえからの」
顎十郎捕物帳:18 永代経 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
よひくちにははしうへ与太よた喧嘩けんくわがあるし、それから私服しふくがうるさく徘徊うろついてゝね、とう/\松屋まつやよこで三にんげられたつてふはなしなんだよ。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
いつも、与太よたばかり云っているから、今日も、それかと思うだろうが、実あ先刻さっき、湯宿の二階から、いきなり名を
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)