“中姉樣”の読み方と例文
読み方割合
ちうねえさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路(みち)は夫(そ)れほどで無(な)けれど行(ゆ)き限(き)りにては我(わ)れも心配(しんぱい)なり子供(こども)たちも淋(さび)しかるべく、甚之助(じんのすけ)は其(その)うちにも慕(した)ひて、中姉樣(ちうねえさま)ならでは夜(よ)の明(あ)けぬに、朝夕(あさゆふ)の駄々(だヾ)いかに増(ま)さりて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
此君(このきみ)にあたる人(ひと)あるまじと見(み)えけるが、孃(ひめ)とは隨一(いつ)の中(なか)よしにて、何(なに)ごとにも中姉樣(ちうねえさま)と慕(した)ひ寄(よ)れば、もとより物(もの)やさしき質(たち)の、これは又(また)一段(いちだん)に可愛(かあい)がりて、物(もの)さびしき雨(あめ)の夜(よ)など
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
甚之助(じんのすけ)かぎりなく口惜(くや)しがり、先(ま)づ父君(ちヽぎみ)に歎(なげ)き母君(はヽぎみ)を責(せ)め、長幼(ふたり)の令孃(ひめ)に當(あた)りあるきて、中姉樣(ちうねえさま)を窘(いぢ)め出(だ)すことヽ恨(う)らみ、僕(ぼく)をも一處(とも)にやれと迫(せ)まり、令孃(ひめ)に對(むか)へば譯(わけ)もなく甘(あま)へて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)