“中姉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかあん60.0%
ちゅうねえ20.0%
なかあね20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だからもう啓ちゃんも疑念を晴らして安心している。恐らく今では中姉なかあんちゃんにこんな手紙を書いたことを後悔しているであろう。———
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
とこの時浩二は男性に対する挑戦に応じて、中姉ちゅうねえさんの方へあごを二三度突き出した。これは末っ子で尋常一年だ。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
この理由には中姉なかあねが大いに同感してくれて、そんな田舎へ嫁にやっては雪子ちゃんが可哀そうだと、自分よりは中姉の方がより強硬に不服を唱えたくらいであったが、………でも、中姉も自分も
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)