山高帽子やまたかぼうし)” の例文
ことに、フロックコオトに山高帽子やまたかぼうしをかぶった、年よりの異人いじんが、手をあげて、船の方を招くようなまねをしていたのは、はなはだ小説らしい心もちがした。
出帆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)